W800改W650カスタム〜第10章〜
久しぶりのブログアップとなってしまいました。
http://kidcf.blog130.fc2.com/blog-entry-602.html
我がダブロクは、こうして着々と進行しております。KIDさんも言われているように、全体の大きな加工はひと段落してあとは細かいパーツの組み付けがメインとなっております。
先日、最後のペイントについてKIDさんと打ち合わせのメールをしたしました。もう少ししたらまた写真が出てくるんだろうなぁと楽しみにしております。
こうした実写真のないブログアップとなっているのは、実は私が急遽東京転勤になってしまったからなのです。こうしてブログをまとめている今日、すでに関東上陸中なんですね。明日が引越しの荷物を受け取る日になっています。
もう、ここ1ヶ月はあまりの急展開で日々の仕事で手一杯でした。結局KIDさんとは挨拶も出来ないままこっちにきてしまう事になり、バイクの仕上がりを見る事なく、そしてバイクの納車を待つ事なく転居です!!
しかし東京って街はバイクにはつらい街です。
まず、バイク置き場が確保できませんでした。
一応最初はバイクも近くで置けたらいいなと、バイク置き場付きのアパートを探していました。しかし住むところがあまりに限定され過ぎて、にっちもさっちもいかないんですね。
とりあえず先に住むところ決めないとどうしようもないから、決めた後で近所の月極バイク置き場を検索すると、かろうじて2件出てきました。でも、満車。予約待ちが10人!!
このバイク置き場の予約待ちっていうのは、車と違って持ち主の引越しでもない限り空かないんですよね。まさかバイクを手放すなんてありえないでしょうし。
まだ納車まで時間があるので検討中ですが、車の駐車場を借りるか。遠方のバイク置き場で我慢するか。しかし遠方のバイク置き場って、行くまでに電車乗ったりしていたらなんだかよく分からなくなってきますよね。バイク置き場に行くために、原付買ってみたりね。
しかも出来上がったらどうやって取りに行こう?
みんなは
「乗って帰ったらええやん!!」
って気軽に言いますけど、あんなちっこいタンクで長距離走行とか、かなりビビりますよ。しかも転勤したばかりでそんなに何日も休めないし。
どうしよ。。。
W800改W650カスタム〜第9章〜
12月も半分が過ぎてしまいました。最近始めた取り組みが思った以上に面白くて、ついつい時間を取られ、ブログの更新もおろそかにしてしまいました。
気がついたらKIDさんのブログが2つもアップされていました。
http://kidcf.blog130.fc2.com/blog-entry-592.html
http://kidcf.blog130.fc2.com/blog-entry-593.html
まぁ、年内の引き渡しはないですね。もう、諦めてますから。
年明けて、塗装に入れるかどうかです。
さて。
カスタムも佳境に入ってきて段々と細かな所にKIDさんの手が入り始めました。
ハンドルが完成しちゃってました!
なんとスイッチも出来てました。
男のトグルスイッチですよ!
ただの銀色のスイッチなんですけどね。
ロマンがあります。
写真は左側の方向指示と右側はヘッドライトのスイッチですね。
あとはブログにもありました電装ボックス。いい感じに装着されてました。
KIDさん、これに3日かけちゃったらしいです。
こだわりが強くなりすぎてません??
こっちとしては気合い入れてもらって何よりですが、段々と本気になってきてますよね。
あまり外野からあーだこーだいうのやめよう。
ここまできたら任せた方が良さそうです。
W800改W650カスタム〜第8-2章〜
KIDさんのブログが更新されました。
http://kidcf.blog130.fc2.com/blog-entry-591.html
今回はリアのシーシーバーの製作です。
ナンバープレートの設置が法律で厳しく制限されるようになりまして、私としても不本意ながらリアフェンダーの上にナンバープレートを出すことにしました。
サイドに持っていっても横幅が出過ぎてカッコ悪いし、こればかりはどうしようもない。
で、シーシーバー。
正直言うとあまり好きではありません。不自然に上に飛び出した突起物にしか見えず、残念ながらこちらも致し方なしという感じです。KIDさんなりにシンプルにまとめてもらっていますので、それはそれでOKなんですけど、やはり別に方法があれば採用したかった。元々は私からシーシーバーの希望を出していたので、これはグッと飲み込みます。
で、よく見るとシートが完成しています!?
これはまた突撃しに行かないといけませんね。
W800改W650カスタム〜第8章〜
しばらく遠目にしか見られなかったバイクに今日もまた仕事をサボって見に行ってきました!
かなり出来上がりに近づいていました。
いやー、チョーかっこいい!
ニヤニヤするばかりです。
当のKIDさんは今週末の横浜HOTRODに向けて、カメラマンのヒロさん(私は今日初めてお会いしましたが)と最後の追い込み中でした。
「えっ!?まさか明後日には横浜へこれが行くんですか!?」
私が見たときはエンジンも積んでなかったのでかなりびっくりしました。
思えば、去年の横浜HOTRODで特集された雑誌の誤報から、私とKIDさんの縁ができたのでした。あれから1年。早いもんです。
今日の秀逸はハンドルです。
こうしてほしいという表現が1番難しくて、KIDさんも色々悩んだようですが、できあがりは最高でした!
低く整えられた全体のバランスを保ちつつ、フラットな印象を崩さず、大きすぎず個性的になり過ぎずいい感じです。
「セパハンにしようかどうか悩みましたが・・・」
とはKIDさん談。
今日はそんな仕上がりで気分が高揚している以上に嬉しい話がありました。
「2人で(ヒロさんと)話していたんですけど、これ(横浜HOTRODのバイク)と一緒にFTW(福岡のカスタムショー)に出そうかと話していたんですよ」
と。
なんと!
私のバイクをカスタムショーに出品してくれるんですか!!
「そりゃあ、そのくらいの意気込みで臨んでますから!」
!!!
すげぇ!
なんか感動です。
「なんか途中からスイッチ入っちゃいましたよ」
と笑っていたKIDさん。
本当にそうなるかどうかはわかりませんが、バイクカスタムをしてもらって、それが縁になってまた知らない世界を見ることができたなら、これ以上素晴らしいことはありません。単なるバイクの買い物ではないんですね。
W800改W650カスタム〜第7-2章〜
先日のタンクについてKIDさんのブログがアップされておりました。
今回は豪華に前後編の特集です!
私の雑なコメントより、出来上がる過程が克明に描いておりわかりやすいです。
前編
http://kidcf.blog130.fc2.com/blog-entry-582.html
後編
http://kidcf.blog130.fc2.com/blog-entry-583.html
ところでバイクをお持ちの方は駐車場はどうされているんでしょうかね?
こんだけこだわると、あまりいたずらされたくありませんし、かといってバイク置き場専用なんていうのもマンションにはついてないし、車の駐車場を借りた方がいいのでしょうか?
今回はとりあえず自転車置き場に我が物顔でドーンと止めてみますけど。
あと、アレ。
走ってきた後、明日雨が降るってわかっていてもマフラーとか熱いから自然に冷却しなければいけないからカバーをかけられないし(昔エキパイにカバーがひっついて溶けて嫌なことになりました)、もう深夜で遅いし早く寝たいし、でも雨降るし、どうしようってなるんですけど、どうしたらいいんですかね。
W800改W650カスタム〜第7章〜
とうとうバイクの顔ができてきました!
今日はタンクです。
いい形です!
最初想像していたより小さいなぁという印象でしたが、見れば見るほどこれがベストだと思えてきました。タンクが小さい(細い)ものですから、後ろから眺めるとエンジンの存在感が抜群です。気持ちいいですね。
KIDさん曰く
「これはタンクを小さくすればするほどカッコよくなっていきそうです。ガソリン積めませんけど。笑」
もう一つ。
タンクの真ん中にリブを作ってもらいました。
これは私の希望でして、リアのフェンダーにはセンターにリブが付いていて、タンクからフェンダーに一本リブがスーッと通っているような感じにして欲しくて頼みました。
最後に。
KIDさんがニヤリッとしながらおもむろに取り出したタンクのキャップ。
「実はいいもん見つけたんですよ!!」
昔のバイクによく使われていたキャップみたいなんですが、取り付ける加工がどうにも面倒らしいんです。そのためあまり使用する人がいなくなったということでした。(後日KIDさんのフェイスブックから名前が『エノットキャップ』と判明しました。エノットってなんだろう?誰か教えてください。)
この辺の取り付けと加工については、また後日KIDさんのブログがアップしたら見てみましょう。
さて。
私はこのバイクに乗る準備を着々と進めていて、今年はダウンジャケットも購入し、気合十分で待っているんですね。
「ところで、仕上がりはどのくらい見込んでますか?年内いけますか?」
「うーーん。
年内にはどうにか。。
できたらいいなぁ。。。
とは思ってるんですよね。。。。」
ねぇ、KIDさん。。。
それ、
年内無理でしょ!?
その歯切れの悪さでは。
せめてダウンジャケット着て乗れる時期には仕上げてね。
【本の感想】
【翔ぶが如く】
九州に引っ越してきて、この土地に興味を持つきっかけに、郷土の変遷を知りたいと思いました。
昔大阪に住んでいた時は、奈良・京都を歩くと、かつて歴史の中心であった時代と時間を超えて目の前の風景を空想の世界で符合させる事が楽しみのひとつでした。新撰組が闊歩したあの時代の熱量や、仏教を政治の軸に律令制度を確立した人々の思いとその他大勢の農民というか一般の人々の暮らしを今の風景から想像する。
そういう意味では、近畿圏というのは日本人にとって誰もが馴染みやすい場所だと思います。特に戦国時代の華々しい歴史の中心地であり、大河ドラマや時代劇でもしばしば登場するため、教科書でしか知り得なかったモノクロの事実に、人々の感情や人間模様と土地の特徴が着色され、ひいてはその土地に馴染みを持つに至ります。
その大いなる助けになったのは、司馬遼太郎さんの小説でした。
九州に引っ越してきて、こっちの歴史上の人物を中心に本を探してみると、読み物が少ないんです。確かに物語として成立しにくい歴史だったと思います。統一政権の大きな勢力に最後に対抗するくらいにしか歴史に登場する機会がないです。
しかしこの地域にも歴史はあるわけです。それを今回は鹿児島県・薩摩に感じてみようとこの本を読みました。
歴史の表舞台に初めて出てきた薩摩人。その歴史は古く鎌倉時代からの代々続く島津家は他家の士族とは一線を画しております。島津義弘、義久、斉彬。傑出した逸材の藩主が続いた奇跡もそうですし、熟成された歴史の中に、薩摩の何たるかを知り、鹿児島の地を歩く時ここにどういう人たちが暮らしていたのかを想像してみたいと思います。
『ともかくも西郷らの死体の上に大久保が折りかさなるように斃れたあと、川路もまたあとを追うように死に、薩摩における数百年のなにごとかが終熄した。』
(10巻 最後の文章)
数百年という時間の重み、薩摩人という独自の文化、それらがただ一点に向かって収束していくこの感じ。ほとんど知らない薩摩文化を前半で吸収しながら、後半で一気に崩壊に導かれていく。まさにその文章は読んでそのものの感想です。
鹿児島に知人ができたんで、今度この本の台詞を薩音で読んでもらおうと思います。