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boban10ban’s diary

ごく普通の40歳のサラリーマンが、日々のあれこれをつぶやいております。

本の感想

【21世紀の自由論】

 勢いで買った本だったがとても価値ある一冊でした。
 今の日本の置かれた状況を、歴史を振り返りながら、冷静な視点で解説しています。さらには世界の情勢も同様に解説しています。
 世界のパワーバランスと妥協点を探る事の大切さ。本の中では「グレーソーン」という表現をされていましたが、そのグレーゾーンでいかに条件良く日本を立ち回らせるか。それがいわゆる外交力であると思います。
 日本の政治において野党と言われる団体が単なる「反権力」で立ち回るばかりで、政治哲学がないと断じています。そしてそれは現政権の安部さんについても同じだと言うのですが、特に野党に対するこけおろし方は半端ないですね。その意味では大阪市長の橋下さんなんかは賛否両論あるでしょうが、対案を出す現実的な野党を目指していたんだなと僕なりに思いました。それがあたかも新しい政治家の姿に見え民衆は熱狂したのだと思います。
 複雑に絡む世界情勢の中で、日本は弱国としてどこまでハッタリをかますか、どのように各国に協力してもらうのか。現実的な対応の連続がここ数十年の日本となるであろう。そんな内容の本でした。
 未来への展望を持論として出していた事は単なる批評家とは違うとは言え、もう少し具体的な表現で書かれていたら面白かっただろうなと思いました。
 僕はこのように現実をパズルのように合わせていく考え方の仕事が好きです。理想を真っしぐらに追いかける姿も素敵ですけど、目の前の問題をどこまでbetterで切り抜けるかという現実路線の仕事ぶりが今の僕の仕事とリンクして楽しめました。
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