boban10ban’s diary

ごく普通の41歳のサラリーマンが、日々のあれこれをつぶやいております。

昔の朋友

思えば12年前。

 

僕は木工職人になると言って、富山の学校に入学しました。社会人から学生に戻り、高校を出たばかりの皆さんと一緒に勉学をともにしたのです。

学校自体が特殊で、工芸を主に教える短大だったので、木工・漆工・金工のコースがありました。その他にもデザインコースもあり、いわゆる芸術系大学の範疇にありまして、集まる学生たちも個性的で魅力的な人ばかりでした。

 

僕はというと、社会人からの出戻りということもあり、年が違うというだけで多少の個性を出していたように思います。同年代に囲まれたなら、決してそんなオーラも出てない控えめな僕ですが、若い同級生や留学生、それに僕と同じように出戻り組の人たちといった多種多様な人達と楽しい学生時代を過ごすことができました。

 

さて、わざわざ社会人から学生に戻った僕ですが、今は職人としてではなく、営業職としてもう10年近くたってしまいました。

学生当時は木工職人として仕事をしている事に疑いも持ちませんでした。毎年卒業生の中で木工に携わらない人たちも多くいるのですが、僕自身がその木工に携わらない人になるとは思いもよりませんでした。

 

今、Facebookで繋がっている学生当時の友人達は、木工・デザイン・漆工を続けている人もかなり多くいます。僕は鼻息荒かったにもかかわらず早々と離脱。

 

純粋に着実に活動を続けている彼らを眩しく見つめております。

 

かつての僕がなりたいと夢見た姿が彼らの今なのです。

 

そんな彼らのこれからを応援し続けようと思います。