W800改W650カスタム〜第12章〜
とうとう完成形のバイクとご対面です!
昨日久々に連休を取って、はるばる福岡へ行ってきました。引っ越ししてから約3ヶ月。早いものです。
KIDさんの工場では、今週末に控えたFTWというカスタムショーに向けて、着々と準備を進めているところでした。http://www.ftw-show.com
今回はありがたいことに私のバイクも出展してくださるということなのですが、当の本人である私は参加できません。しかもFTWは今回が最後というから本当に残念です。
さて。
KIDさんに
「バイクを見に行きますよ〜」
という連絡を入れておいたところ、
「試走できるようにしてます!」
と返事がきていたので、東京の自宅からヘルメットを持参して工場に向かいました。
KIDさんの工場に向かう道すがら、
「一体私はどのくらいこの道を歩いて来たのだろう?」
と振り返りながら、懐かしい気持ちを噛みしめるようにして歩いていました。
幸い空模様も最高の状態で、晴れているのに、ほどよく風があり、乾燥してて蒸し暑くもなく、バイクに乗るならこんな日だよなって思える日が、よくもまぁ巡ってきたもんです。
完成したバイク。
これから私と共に過ごすバイク。
なんだか、気恥ずかしいご対面でした。写真では見たことあるのに、本物は初めて。なんだかお見合いのような感じです。
「東京はどうですか?慣れましたか?」
そんな話題からKIDさんとたわいもない世間話をする。バイクを眺めながら、ああでもないこうでもないととりとめのない話をしている時間。のどかで気持ちのいい天気。ホントに豊かな時間だなぁと感じます。
「飯食べました?近くに鶏肉食わせる定食屋があるんです。」
KIDさんからツーリングのお誘いです!!
正直、試し乗りって1人で工場周辺をぐるっと一回りする程度のことだと思っていました。まさかツーリングできるとは!
しかもKIDさんのバイクはハーレーのショベル!
なんか最高じゃないですか!
「じゃ、行きましょうか?」
KIDさん、何気なく声をかけてくれますが、えー、私、初めてW650にエンジンをかけるので、なんか照れくさくて。
このW650。私もありったけの思いを込めてお願いしたバイクを前にして、心を込めて作ってくれたアーティストを差し置いて私が鉄馬にまたがる。私だけまだ状況に気持ちが追いついていないんですね。なんか自分のバイクじゃないみたいで。
KIDさんのショベルは重低音を響かせて、独特の3拍子を奏でながらエンジンを温めるこの時間。思えばこれがカスタムバイクのきっかけだったんだよなぁ。
町で見かけたハーレーの3拍子。
結果的にはハーレーは選びませんでしたが、我がカスタム計画に一片の悔いなし!!
しかし!
私にはまだ大きな問題が!
駐輪場問題!
見つからない!
福岡に行く前に、電車で二駅行ったところに、マンションの一階を利用した駐輪場に一台空きがあるという確認を取っていたのですが、今日電話したら
「すいませーん。満車なんですぅ」
という返事が!!
入り口に鍵があって、屋根があって9800円/月ということで、私としてはここで手を打とうと思っていたのですが、まさかの1日で満車宣告!!
これは困った。
最初は、実家に留めておこうと思っていまして、屋根はないけどやむなしと決めていたんですが、実物見たら大事にしなきゃいかんなぁという思いが強くなってきました。
明日から不動産屋巡りを開始します!