本の感想
【デッドライン仕事術】
会社の上司から
吉越浩一郎著
「読んでみろ!」
と渡された本でした。
正直その上司に熟読させてやりたかったです。
基本は帯にも書いてありますように、残業を減らすという1つの切り口から、仕事への取り組み方全般を、もっと効率的だったりエネルギッシュだったり中身の濃いものにしていきましょうという指南書です。
特に何事にも締め切りをつける事で、やる方にとっては集中力が高まるし、管理する方としては進捗の把握がしやすくなるし、いい事が多いので、すぐにでも取り入れてやってみようと思います。
本の事はさておき、本を読んで理解せよというその《上司》の考え方がわからない。
いやいや、もしかしたら僕が考えているより深いのかもしれません。僕がその上司の言う事をまともに受け入れない事を知ってて、且つ僕が本をよく読んでいるという事を重ね合わせ、最も効率的に自分の考え方を僕に伝えたのかもしれません。
もしそれが狙いなら正鵠を射ていると思います。
でもでも、彼はこれを読んで
「自分も仕事のやり方考えねば」
って思わなかったのだろうか?会議の進め方なんか彼の正反対をいく内容ばかりだし。自分の責任で結論はいつも出さず、ただ上に報告して、上からの指示を下に下ろすだけの事を繰り返し、相談してもアイデアをもみつぶし何をどう改善したらいいのかわからないくせに、ごたくばかりを並べてる上司。
読み終わった後思わず
「お前が読めよ!!」
と呟いてしまいました。
うーん。
もちろん、いいところもあるんですけどね。
まぁ、かく言う僕も何様のつもりだという自戒もあります。
けど。
この本を読めというなら、せめて読んだ後に
「あっ!そういう事だったのか!」
と彼を見直すような結果になって欲しかったなぁという感想でした。