boban10ban’s diary

ごく普通の41歳のサラリーマンが、日々のあれこれをつぶやいております。

断捨離・禅・ミニマリストへの考察

http://newsphere.jp/national/20160621-2/

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ミニマリストの話が出ていましたが、

「物を大切にする」という根っこではどっちも同じだという事に目を向けたほうがいいと思います。報道ではついついどっちの「方がいい」みたいに優劣がついてしまいがちです。
物がない方がいいか、物はあってもいいかではなく、どっちでもいいんです。
極限まで少ないものを1つ1つ大切にする事もありだし、大好きな物に囲まれて暮らすのもありだし、どっちも正解でしょう。

 

個性的な物が少なくなっていく時代を嘆き、そんな時代の寵児であるユニクロや無印に愛着が持てないというなら、その人はそんな買い物をやめたらいいだけではないでしょうか?人がどうこういう問題でもないと思いますが。

 

幸せを求めて物を買い続ける飢餓状態に問題があるという事だと思うんです。

 

かく言う僕は物をなるべく少なくする事に意義を感じます。テレビもなくしたし、炊飯器もなくしたし、何かに依存した生活をしたくないんです。ただそれだけです。

糖質制限ダイエット初日で諦める

正確には昨日の夜から「糖質制限ダイエット」なるものを始めました。最近の流行りですよね。去年の夏に会社の先輩が独自に始めて、劇的な痩せ方をしてインパクト大だったものですから、なんとなしに始めてみました。

 

とはいえ僕の体重はさほどのメタボではなく、むしろやせ気味に分類されるのです。179センチで体重が65キロ。体脂肪率で18%くらいでしょうか。

 

僕としては、体重を増やしたいというのが最終目的なんです。

 

よく年を取られた方で、ガリガリに痩せている方を見かけると、将来の自分のような気がしてて、ちょっと嫌なんです。別に太っていないから特別に生活習慣病のような心配は少ないのかもしれませんが、脂肪・筋肉が少ない分だけ人としてのエネルギー不足に陥る事が僕は心配なのです。

その会社の先輩は筋肉質でかつ脂肪質な方で、いわゆる引き締まったお相撲さんのような方です。その彼が大昔大病を患った時、しばらく何も口にできない状態が続いたそうです。当然激やせをするわけですが、体に蓄えられた筋肉と脂肪で生命エネルギーを補っていたことで、その後の復調も早かったというお医者さんから聞いた話をしてくれました。

やや痩せ気味の僕としては、これから年を重ねていくにあたり、まだ訪れない大病に対する策として、体作りが必要だろうと考え、昨年からジムに通ったりキックボクシングで基礎体力の向上に努めているわけです。

 

さて、そんな僕は1年近くジム通いをやってきても体は一回り大きくなったわけでもなく、体脂肪が若干減ったものの、全体的には皮下脂肪が取れないでいました。もっと筋肉質でかつ体脂肪率を減らした「ムキムキ」体型に軸足を置こうと考えて、昨晩から糖質制限を始めたのです。

 

ところが、今日一日中お米・パンを一切食べずに高タンパクな食事でお腹を満たしてきましたが、夜になってお腹が空いてもうふらふら〜なんです。18時の時点でけっこうキツかったです。

 

「こりゃいかん!」

 

という事で、ローソンの「ブランシリーズ」のパンを買ってお腹を満たしておこうと間食を買いに出かけました。

http://kenko.lawson.jp/smt/recommend/

こちらは糖質を抑えた粉で仕上げており一個の糖質がかなり低いという優れものです。僕はブランチョコロールパンを食べてエネルギー補給といたしました。

 

美味いんですねぇ。粉っていうやつは。改めてお好み焼き、パスタ、パン、今までの人生何気なく食べてきた食事が、いかに粉もんに支えられてきたかを思い知らされました。

 

ところがそれでも力が戻ってくる事はなく、家についてサラダやチキン、チーズとゆで卵を食べて体力の回復を図ろうとし、スマホで投稿している今がそこから約2時間後。

 

からだは眠たいばかりでヨガやストレッチをしようという気力が湧いてこないんです。

 

という事で、今日1日を反省し、明日は夜ご飯以外でご飯などの炭水化物をしっかりとって、即効性のエネルギーを取ろうと思います。

明日から体力勝負の「家具の搬入展示、搬出梱包」が続きます。へばってしまったら誰も助けてくれないので、やはりご飯をしっかり食べる生活の基本に戻ろうと思います。

 

なんか最近膝の調子も良くなくて、今日医者にみてもらいに行ったのですが、半月板か内側靭帯の損傷の疑いがあります。この辺の話はまた別にしたいと思います。

 

ではでは。

本の感想

【何を捨て何を残すかで人生は決まる】

本田直之

 

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本のタイトルにはキャッチーな言葉が使われて、出版社の思惑通り僕は新書コーナーで目を奪われたわけです。

 

先に読んだ堀江貴文さんの本にも通ずる事が多いと感じる内容でした。この時代若くして事業に成功した人には、共通する何かがあるもんだなぁと感じました。

 

 「やりたい事を突き詰めて考えると、やるべき事とやらなくていい事が出てきて、それを自分の頭で考えて取捨選択の決断をして、自分の望む人生を歩んでください」

 そんなメッセージを受け取りました。

 

堀江貴文さんは

「やりたい事をやっちゃいなよ」

と言い、

本田直之さんは

「やりたくない事はやらなくていい。本当にやりたい事・必要な事をやりましょう。」

と言います。

2人の意見の先にあるものは同じです。本田さんは本文全体を「しない・持たない」と否定語で私達に問題提起して、常識にとらわれた感覚を揺さぶり、読者の本当に大切にしているものは何かを考えさせるようになっていたと思います。

 

本田直之さんは対立軸に「他人が設定したあるべき姿」「やらされ仕事に代表される思考停止状態」を持ち出し、自分が生き方を自由に選択するんだぞと教えてくれています。

 

苫米地英人さんの「アファメーション」理論を容易に紹介している本を読んだ事があるのですが(内容に間違いがあっても悪しからず)、セルフイメージを守ろうとする脳の恒常性維持機能により人は同じ事・変わらない事を好むように仕組まれているらしいです。そのセルフイメージを植え付けているのはいわゆる世間というやつで、親だったりマスメディアだったり、そういう外的な情報で私達の「あるべき自分の姿」というのはできあがっています。

そのセルフイメージを守ろうと脳は人をコントロールするんです。だから人は積極的に「変わらない」選択を繰り返しているわけです。口では「変わりたい」と言いながらも、脳は変化を望んでいない。

 しかもそのセルフイメージは誰かの扇動によってもたらされた価値観なんです。

 

と、前置きが長くなりましたが、つまり自分の頭で考えた「本当にやりたい事」というのは容易に実現できるわけではないのです。

そこで小さな抵抗というか、自分を見つめ直すのにいい機会が

「ルーティンを崩す」

というものだと思います。毎日の通勤に使う道を変えてみるとか、当たり前だと無自覚になっている日常にあえて疑問を呈する事で、自分の頭を使って考える機会が与えられるのではないでしょうか?

 

私自身以前から言うように「やりたい事って何じゃろか?」状態なので相変わらず結論は出ないのです。

 

でもでも、本田直之さんが書いていますように、毎日持って出ているカバンの中身をリセットするとか、自分の周りの小さな出来事についてあえて見直す事が、「やりたい事」へのスタートになり得るのかもしれません。それならできそうです。

昔の朋友

思えば12年前。

 

僕は木工職人になると言って、富山の学校に入学しました。社会人から学生に戻り、高校を出たばかりの皆さんと一緒に勉学をともにしたのです。

学校自体が特殊で、工芸を主に教える短大だったので、木工・漆工・金工のコースがありました。その他にもデザインコースもあり、いわゆる芸術系大学の範疇にありまして、集まる学生たちも個性的で魅力的な人ばかりでした。

 

僕はというと、社会人からの出戻りということもあり、年が違うというだけで多少の個性を出していたように思います。同年代に囲まれたなら、決してそんなオーラも出てない控えめな僕ですが、若い同級生や留学生、それに僕と同じように出戻り組の人たちといった多種多様な人達と楽しい学生時代を過ごすことができました。

 

さて、わざわざ社会人から学生に戻った僕ですが、今は職人としてではなく、営業職としてもう10年近くたってしまいました。

学生当時は木工職人として仕事をしている事に疑いも持ちませんでした。毎年卒業生の中で木工に携わらない人たちも多くいるのですが、僕自身がその木工に携わらない人になるとは思いもよりませんでした。

 

今、Facebookで繋がっている学生当時の友人達は、木工・デザイン・漆工を続けている人もかなり多くいます。僕は鼻息荒かったにもかかわらず早々と離脱。

 

純粋に着実に活動を続けている彼らを眩しく見つめております。

 

かつての僕がなりたいと夢見た姿が彼らの今なのです。

 

そんな彼らのこれからを応援し続けようと思います。

本の感想

【デッドライン仕事術】
吉越浩一郎著
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会社の上司から
「読んでみろ!」
と渡された本でした。
正直その上司に熟読させてやりたかったです。

基本は帯にも書いてありますように、残業を減らすという1つの切り口から、仕事への取り組み方全般を、もっと効率的だったりエネルギッシュだったり中身の濃いものにしていきましょうという指南書です。
特に何事にも締め切りをつける事で、やる方にとっては集中力が高まるし、管理する方としては進捗の把握がしやすくなるし、いい事が多いので、すぐにでも取り入れてやってみようと思います。

本の事はさておき、本を読んで理解せよというその《上司》の考え方がわからない。
いやいや、もしかしたら僕が考えているより深いのかもしれません。僕がその上司の言う事をまともに受け入れない事を知ってて、且つ僕が本をよく読んでいるという事を重ね合わせ、最も効率的に自分の考え方を僕に伝えたのかもしれません。
もしそれが狙いなら正鵠を射ていると思います。

でもでも、彼はこれを読んで
「自分も仕事のやり方考えねば」
って思わなかったのだろうか?会議の進め方なんか彼の正反対をいく内容ばかりだし。自分の責任で結論はいつも出さず、ただ上に報告して、上からの指示を下に下ろすだけの事を繰り返し、相談してもアイデアをもみつぶし何をどう改善したらいいのかわからないくせに、ごたくばかりを並べてる上司。
読み終わった後思わず
「お前が読めよ!!」
と呟いてしまいました。

うーん。
もちろん、いいところもあるんですけどね。
まぁ、かく言う僕も何様のつもりだという自戒もあります。


けど。
この本を読めというなら、せめて読んだ後に
「あっ!そういう事だったのか!」
と彼を見直すような結果になって欲しかったなぁという感想でした。


本の感想

【本音で生きる】

堀江貴文さんの本は2冊目です。
「やりたい事をやっちゃいなさい」
前回読んだ本にも貫かれていた信念がこちらでも展開の軸になっておりました。

特に僕が気になったのは、
「時間は有限で、いかにそれを有効に使うか」
という事に著者が生活の中心を置いていて、そのために徹底的にシンプルな思考と行動に出ているのです。
よく
「定年退職したら長年の夢を叶えるために動きます」
という事を耳にする事が過去に多かったのですが、最近の感じ方としては
「今やりたいと考えている事とは、今の頭、体力、感覚、それらが欲した希望であり、その何年後かになって、自分の体がそのやりたい事の最適化された自分であるとは思えない」
という事です。要は単なる先延ばしによって機を失うんじゃないかと思っています。

成功体験者の話とかってノウハウ本のように読むと全く役に立たないですよね。だってその人がその人しか感じ得ない感覚に従って行動した結果に対して、改善を繰り返して今がある。だから他人が同じ事をやったところで上手くいくはずもない。
堀江さんのこの本も書かれている事は、居酒屋で聞くように
「へぇ〜」
って気持ちで見て、真似するのは
「今、やりたい事を、やる!」
それだけですよね。

で、個人的に行き詰まるのは
「やりたい事って何じゃろか?」
って事です。一応小さなやりたい事は片っ端から手をつけ出しているのですが、情熱が続かない。
うーん、というか突き抜けた感じがしない。
「没頭してるぜぇ!!」
っていう時間も何も忘れるような集中力がないんですよね。

もう1つ、早くプライドを捨てろよっていうメッセージ。僕は何年前から自分に言い聞かせているのか。
もしかしたらそのやりたい事がよくわからないっていうのも、プライドによって自分自身誤魔化されているのかもしれません。

僕の恋愛事情の話しになりますが、正直言うと、ナンパを今までしてきた事がなくって、割と一般的な普通恋愛がいくつか経験あるだけなんです。
で、今は
「ナンパがしてみたい」
って考えています。それは意識に顕在化してしっかり見つめ続けています。それをそのプライドってやつがいつまでたっても邪魔して叶わないんです。
毎日地蔵してます。
だから小さな話ではありますが、ナンパっていう切り口で女性と関係を持つ事がどんなもんなのか知りたいです。

と、自分の深堀をしてみたら、元のところに帰ってきたという感じですね。

「今、やりたい事を、やる!」
「決めたら、やるだけ」
なのに。
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部下はどうして会社を辞めたいのか

先日
「部下が、会社を辞めようと思います」
という告白をしてきました。

彼の本当の欲求は、仕事を辞める事ではなく、
「家庭を守る強い男(または家庭を大切にする良夫)を奥さんに演じてみせる事」
なのではないかと思っています。

ここまで結論が飛躍した中身を述べてみたいと思います。

今までもそつなく人生をこなしてききた彼にとって、うちの会社の営業職は難敵だったと思います。どうやったらいい成果が出るのかわからない、得意先との信頼関係を築く方法がわからない。即効性のない、模範解答のない仕事の取り組みで彼は自信の作り方に悩んでいました。

本当はそういう決まった答えのない取り組みでも、彼の個性が新しい答えを作り出すのです。僕のような古い人間には想像もつかない新しくて面白い関係性ができてくる。それによって彼の営業スタイルが作り上げられる。時代も生まれ変わる。そういうもんだと僕は思っています。

そんなチャレンジをする事もなく彼は辞めていきます。なんか残念で仕方ないです。

結局のところ、仕事が合わないからと体調を崩したり、吐き気が治らなかったりと、彼は体の不調を訴えておりますが、つまるところ不調とは奥さんにいい子いい子してほしい欲求の現れだと思っています。
よく小学生の子供が仮病を使ってお母さんに優しくされる事を誘うように、彼は真実味のある無意識の演技で奥さんに心配され
「会社辞めたら?」
と言ってもらうことで、大義名分を得て会社を堂々と辞められる。そういう筋書きが見えてきます。

「辞めるのは自分の能力不足ではなく、体調がすぐれず、妻にこれ以上心配をかけるわけにはいかない。だから・・・」

そうやって自分の現実を直視せず、乗り越えていくことから回避して、もっともらしい解答を出してくる。
そんな臭いを感じています。

「次は何をやるの?」
と聞いても
「これから考えます」
という彼。
「いつ辞めるの?」
と再度聞いたら
「会社にとって都合のいい時で」
って返事です。
もうすく期末なのでその後でなんて答えたりしてますが、本当にそれでいいんでしょうか?