職場での振る舞い
最近職場内の仕事に緊張感が欠けていると思います。特に受注ミスが続き、各営業担当者はクレームに日々追われ、モチベーションの低下を招いています。
今まで、人のやる事でミスは完璧になくならない、という事を念頭におき方法論として受注ミスが起きないシステムを整えようとしてきました。
しかし結果としてミスはなくならない。それどころかミスを「しょうがない」と断じる気風まで生まれてきました。これは由々しき事態です。受注担当者はミスを防ぐのは自分だという気概がなく、誰かのチェックで自分のミスを回避させてくれるという甘えが見えます。チェックする方もミスが起きた事実を、発注書の不備といった相手の責任にも言及する事で、自分の責任の濃度を薄めようとする傾向が見られます。
今朝の朝礼までは、ミスが起こった場面と「しょうがない」と考えているチームメイトの事を頭の中で何度も反復しては怒り狂う自分の姿を妄想していました。
そんな怒りを爆発させるのではなく、整然と話ができた事はよかったと思いました。
「問題は『意識にある』と思います。」
つまり意識レベルを上げて回避できるなら、それが答えだと思います。いくら体制を整えてもミスしないという強い意識が根底にない限り、アナログなやり方を採用している今の現状、決していい方向には進まないのではないかと思いました。
だからこの1ヶ月間を強化月間として「受注ミスゼロ」を意識してやりましょう、という話にしました。意識を持たせる事は僕の仕事だと思います。逐一声をかけて励まし、目標達成を目指したいです。
ミスを叱るのではなく、ミスなくできる体験とそのためのフィーリングをつかんでほしい。そうしたら自分でその感覚を求め続ける事がいい仕事への取り組みだとわかるはずです。僕の手を離れるはずです。懲罰で人を縛るのは嫌です。アメで釣るのも嫌いです。
どうにかこの問題、この1ヶ月間でいい方向に進むきっかけになってほしいと願います。